2007年04月12日

美容整形

美容外科(びようげか)(Cosmetic Surgery/Plastic Surgery)は、人体の機能上の欠損や変形の矯正よりも、専ら美意識に基づく人体の見た目の改善を目指す臨床医学の一つで、独立した標榜科目でもある。医療全体がQOL重視の流れにあり、日本経済の成熟と医療市場の拡大により、近年注目されている医療分野である。外科学の一分野。


他科との関係
近年、形成外科の一分野である認識もあり、大学病院や総合病院において美容外科がある場合は形成外科内に併設されている場合が多い。しかし、歴史的には美容外科は大学病院などで扱われはじめたのは比較的最近のことであり、街の開業医たちによって技術が育まれてきた異色の側面があった。その経緯と、既に標榜科の整形外科や形成外科の定義付けに、美容外科的なものが含まれてなかった事もあり、美容外科は昭和53年に標榜科目に認可された。(なお、美容外科に類似する名称として「美容皮膚科」や「美容内科」等の名称を診療所が独自に用いている例もあるが、これらの名称は標榜科目としては認可されていない。)

美容外科は呼称として整容外科、形成美容外科、美容整形外科とも言われる。またこの分野の施術は、一般には整形手術、美容形成手術、美容整形手術などと言われることが多いが、これは法律的な根拠のない俗称であり、正しくは美容外科手術と呼ぶべきものである。なお「整形」という言葉から誤解を受けがちであるが、整形外科は美容外科とまったく異なる診療科である。

日本では永らく形成外科医以外によって美容的手術が施されてきた経緯があり、多くの問題を生み出してきたものの彼らには一定の実績とノウハウがある。また、元来、解剖学的な専門知識に基づき瘢痕形成や顔面組織の機能障害などを専門分野にしてきた形成外科医が美容外科を取り込もうとしている中で、審美的センスに磨きをかけ豊富な美容外科的実績を集積しているのは一部の形成外科医にとどまる。両者の技術的、人的交流がこれからの課題となってきている。


健康保険の適用
この分野の施術の多くは、病気の治療ではないため健康保険は適用されず、全額自己負担の自由診療(保険外診療)となる。これは、対象疾患が先天的なものであるか、後天的なものであるかにかかわりはなく、乳がんの腫瘍除去の後のインプラントの挿入、交通事故によってできた瘢痕の形成手術などにおいても、原則として健康保険は適用されない。例外として、機能障害(例えば、眼瞼下垂)がある場合には、健康保険が適用される場合がある。


日本における整形事情

社会的環境
日本では美容外科手術を受けた事実を隠す傾向が根強い。そもそも、日本においては、欧米では一般的なピアスや刺青といった「身体を傷付ける」とされるようなファッションを忌避することが多い。「何故、身体を侵すファッションを忌避するのか」といったことは学問的に深い検証がされたことはないため、一般には原因を文化や宗教観といったものに求めることが多いものの、詳しいことは分かっていない。同様に「どこまでを整形手術と看做すのか」といった定義も曖昧である。また、整形した事実を相手に指摘するのは侮辱であるとされている。

現在のところ、日本においては、美容外科手術を受けた者に対する社会の一部の偏見はまだ根強く残っているといわざるをえないため、特に公開された場における発言等に際しては、手術を受けた者のプライバシーを侵害しないか配慮が必要である。

市民権を既に得ている整形手術としては、脱毛や縮毛矯正、歯科矯正などがある(これらは侵襲性がないか、少ないことから整形とはみなさないこともある)。芸能界では整形を受けることが当然になっていると噂されているが、整形手術をしたことを公然と認める芸能人は少ない。

一方で、例えば、上眼瞼に皺を一本形成し多少目の開きを大きくするだけの二重まぶた形成手術で、本人が社会上不利益を受けていると思っている心理負担を軽減し、人のQOLの向上につながるのであれば、それは何ら社会的・倫理的に問題ではないという考え方もできる。また、美容外科手術に限らず、例えば高齢者の女性に化粧を施すと高齢者が活き活きとする作用などが報告されている。高齢化社会を踏まえて、美容外科手術が、技術進歩の結果、より安全に施行することができ、中高年以上の人口層がより活動的な社会生活をなすための補助手段となりえるのであれば、美容外科手術を否定する医学的・倫理的根拠は希薄になる。そして、実際、わが国において美容医療が医療の一分野として正式に認知されるに至った経緯には、これらの考え方を基礎にするものと考えることができる。


海外における整形事情

欧米の場合
欧米、特に北米では、美と健康、若さに執着する価値観が強く、老若男女を問わず整形を受ける者が増えている(但し、下記に述べるように侵襲性の強いものは余り好まれない)。特に歯列矯正は極めて一般的で、逆に歯列矯正を受けないことを非難される場合もある。こうしたことから、美容外科が乱立し、価格競争が起こっている。そのため、一部の形成手術における費用は非常に安価である。



美容医療の安全性の向上
わが国における美容外科の歴史において、美容外科が正式な医療行為であるとの認知に比較的時間がかかったのは、それが健康な身体に外科的侵襲を加える行為であるのに対して、安全性が確立されていなかったことが一つの大きな要因としてある。 実際、初期の美容外科治療においては、豊胸術や顔の若返り術と称して、皮下に直接ゲル状のシリコンを注入し、合併症を引き起こしたり、隆鼻術と称して解剖学的に無謀なプロテーゼ(シリコン樹脂を板状に加工したもの)の挿入を試み、プロテーゼが後年に皮膚を突き破って出てくる症例などが散見された。しかし、近年では、医師が正しい解剖学的知識を習得できる機会が増えたことや、医療技術の進展により、美容外科手術の安全性は飛躍的に向上してきている。

さらに、従来では、美容手術といえば侵襲性(invasive)のあるもの=身体をメス等の医療器具で直接的に侵す外科的手術が一般的であったが、近年では技術の発展により、皮膚に塗布するだけで一定の効果が得られる薬品(例:レスチレンジェル)や注射するだけで効果のあるもの(例:ボトックス・ヒアルロン酸)といった低侵襲性の手術が一般化している。これらは、その侵襲性の低さと同時に「注射するだけ」「塗るだけ」といった単純な施術であるために危険性が少なく、臨床経験の少ない医師でも容易にとりいれることができるため、特にアメリカ大陸の美容医療界では爆発的に広まった。近年ではナノテクノロジーや遺伝子技術を利用した技術も研究されている。


主な施行術
顔面擦過傷の瘢痕除去
皮膚斑のレーザーによる除去(ホクロ、シミ取り)
腫瘍除去(イボ、ケロイド取り)
フェイスリフト(シワ取り)
ヒアルロン酸注射(シワ取り・隆鼻・豊胸)
ボトックス注射(シワ取り)
ピーリング(シワ・毛穴消し)
トレチノイン処方(シワ・シミ消し)
二重まぶた形成(重瞼術)
審美歯科治療
毛根移植(植毛)
脱毛
隆鼻(鼻を高くする)術
豊胸術
脂肪吸引
包茎手術
エラ切り(削り)
ピアス
ラジオ波治療によるシワ取り(サーマクール・RF等)
光治療によるシミ取り(フォトフェイシャル等)
婦人科系形成手術(処女膜再生等)

美容外科を設置している大学病院等
東京大学付属病院
北里研究所病院
昭和大学病院
岩手医科大学付属病院
日本医科大学付属病院
東海大学付属病院
杏林大学付属病院
聖路加国際病院


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posted by あやきゃ at 12:11| Comment(0) | TrackBack(2) | 美容 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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